板金加工屋が持ってそうな加工機

【機械】プレス機・圧着機・アプリケータ【工業】

社会人になって、たくさんのモノづくりの会社にお世話になりました。
そのお陰で身に付いた知識をアウトプットしてみようと思い、まずは加工機からまとめてみることにしました。
しかしリストにしてみると、結構な量が・・・何回かに分けて少しづつ掲載していきます。

※なお内容はあくまで当社や協力会社の場合であり、マシンのグレードや他社各社の工夫によっては内容が異なると思われます。
※当ページにできると記載していても、ご要望や形状によっては出来ないかもしれませんし、出来ないと記載していても工夫次第では、できるかもしれません。当ページの記載を加工の判断材料としてではなく、あくまで参考としてください。ぜひお問い合わせのうえ加工の可否をご確認ください。

今回は板金加工屋が持ってそうな加工機

目次

板金加工屋が持ってそうな加工機

CO2レーザー加工機

板金屋ではメジャーな加工機。広めのテーブルに金属板材をおき、レーザーでカットする機械。SUSを含めた鉄系板材のカットに優れる(目安厚み:5mmまで)。アルミ板材もカット可能だが高出力が必要(目安厚み:2mmまで)。銅板はカット不可。基本的にはXY方向の動きだが、高位機種は三次元のカットが可能なレーザー加工機も存在する(三次元レーザー)。

ファイバーレーザー

高位のレーザー加工機。CO2ではカット不可だった高反射材(アルミとか銅とか)もカット可能。レーザー径がCO2よりも小さく、より緻密なカットもできる。ただし高価である。

レーザー彫刻機

小型のCO2レーザー加工機。上記のCO2レーザー加工機は大型で鉄材のカットをするのに対し、レーザー彫刻機はカット対象が小さめで、材質も木材とか革とか樹脂とか・・・カットもできるが、マーキングもできる(文字やイラストの彫込)。樹脂板カットにおいては、アクリルは目安厚み3mmまで、PETは目安厚み1mmまで。カットの可否は、テストカットが必要。板厚が増すとカット不可だったり、カットできても断面が歪む可能性が出てくる。なおカーボンやガラス入り樹脂はカット不可とのこと。

マーキングレーザー

マーキングに優れた加工機。ガルバノスキャナ方式を採用したもので、上記のレーザー彫刻機とは仕様が異なる。位置合わせのために専用治具が必要になることが多い。

ブレーキプレス

板金を曲げるための加工機。プレスブレーキ、ベンディングマシンともいう。上下に凹凸の爪がついており、それで挟み込んで曲げる。爪の大きさや角度とプレスする力加減で曲げ具合を調整する。曲げることを「ブレーキ曲げ」とか「ベンダー曲げ」とかいう。曲げ部の内側は、おおよそR0.5以上になる(エッジにはならない)。

クランクプレス

ブレーキプレスが上下の爪で折り曲げるプレスに対し、上下の面で挟んで潰すイメージの加工機。上下の面には金型をセットし、板材から形状を抜いたり、絞ったりする。

タレットパンチングプレス

まず「パンチングプレス」は金型を用いて板材から形状を抜く加工機のこと(金型を装着したクランクプレス)。汎用のパンチングプレスはシングルツール(金型を一つだけ搭載)。複数の形状を抜こうとすると金型を付け替えないといけない。この手間を省略できるように、複数の金型を搭載でき自動で切替ができる加工機をタレットパンチングプレスという。レーザー加工機のように広いテーブルを持ち、動きはXY方向。この機械での加工を「タレパン加工」とか「NCT加工」とかいう。高位機種にレーザーも搭載したレーザータレパンも存在する。

順送プレス

抜いたり、曲げたり、絞ったり・・・を全自動化したプレス機。サイズの小さめの部品を量産するときに用いる。

シャーリングマシン

「Shearing Machine」=剪断機械。剪断つまりハサミと同じ原理のカット加工機。カット断面は斜めになる。

CO2溶接機/MAG溶接機

主に鉄鋼材を溶接するための機械。溶接トーチ(ガン)を線方向に動かし溶接する。CO2とMAGの違いは用いるガスの違い。ガスの違いは価格と品質に影響するようだが、詳細はよく分からない。

MIG溶接

SUSとかアルミの溶接に用いる機械。

スポット溶接

点留め溶接する機械。

ワイヤーフォーミングマシン(コイリングマシン)

線材を折り曲げ、カットする機械。よくあるコイルバネの形状のほか、複雑な形状も自動化して加工可能。量産向けの機械。

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